2019年1月6日日曜日

館内のディスプレイ。巨大なすだれカーテンに投影された扇がひらひらと舞い散る。
さて、第一章「扇の呪力」で、邪気を払う、祭礼の道具として使用された扇は、第二章「流れ行く扇」では、その扇面に絵や文字を描くことで、芸術に昇華して行きます。
第三章「扇の流通」はその産業としての側面を興味深い資料と共に紹介。
第四章「扇と文芸」では、扇面に描かれた源氏物語や伊勢物語を展示。
第五章「花開く扇」ではそうそうたる絵師の作品が見られます。
私が注目したのは、文人画家、池大雅の妻、徳山玉蘭が生活のために画いた扇子、松図。右端に松葉の絵を描いて、中央に見事な筆跡で讃が書かれている。
「月こよひ(今宵)
さやかにてらす住吉の
松はちとせの
色もみへけり」
そして終章は「広がる扇」として、織部や尾形乾山の陶磁器等。
素晴らしい展覧会でした。

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